【応用可能】簡単時間管理は学習の基礎技術。こうすれば効率UP

子どもの頃、思い出せば既に40年近くが過ぎてしまっていますが、現在でもさまざまなことを学習し続けている身としては、未だに活用している原則があります。それは時間の割り当てに関するノウハウです。時間の配分は学習の効率に強く影響を及ぼします。学習に集中力が欠けてしまうともはや学習ではなくなりますが、集中できる時間には限界があるからです。

最近でもインターネット上ではどのような学習スケジュールが効率を上げるかというノウハウが語られることがあるようですが、原則は30分が一つの単位だということです。25分の集中時間を学習に当てて、5分を休憩に当てる人、そして20分を集中時間に当てて、10分を休憩にするという配分が違っているのです。しかし、全体としては2時間をひとまとまりの時間としているという意味では人間の時間感覚によく適合しています。

昔の日本の時間は2時間がひとつの単位になっていました。歩く距離であれば2里(8Km)から3里(12Km)という見当で歩くことができる距離になります。日の出から日の入りまでの、人間が活動できる時間を6つに分割して12時間と考えていたのですね。昔の時間感覚は決して時代遅れのものではありません。人間の感覚に基づいて経験的に見つけ出されたサイクルを形成しているのです。

このような感覚的・経験的なサイクルを活用することは決して不効率ではないのです。このサイクルを無視して時間をスケジュールしてしまうと、翌日に疲れを残してしまったり、翌日以降の作業の効率を著しく低下させてしまう危険があります。感覚的・経験的な時間サイクルは生理的なサイクルともよく合致しているということができるでしょう。

原則はこれだれです。2時間単位でスケジュールを立てるのです。そして25分間集中する作業をしたら、5分間はリラックスして気分転換をするようにしましょう。これで一つのインターバルが出来上がっていくはずです。嫌な科目、嫌な作業であっても、ヤル気が出なくても、ヤル気に満ちていてもこのインターバルを守って学習や作業を繰り返します。

これによって、作業そのものの効率が相当程度、向上します。さらには精神的な疲労が蓄積していくことを抑えることが可能なのです。このようなことを実証している心理学の実験は数多く試みられています。それぞれに多少の違いが見られますが、小さな違いは無視することができるでしょう。一定の時間内だけ集中してやれば、確実に休憩できるということが意識できるようになってくるはずです。

このように時間を分割して家庭教師の指導をしました。生徒たちは最初は嫌がりましたが確実に休憩があって、その度にマンガなどを読ませてリラックスさせるようにしていると、自分から教科書、参考書、辞書などを整理し始めて、時間になるとノートを開くようになりました。さらに1年も経たないうちに勉強時間を自分で調整するようになったのです。

人間の本性は、飽きやすいという性質を持っています。同じことを延々と続けられるようになるのは、果てしない修行が必要だと私たちは知っているはずなのです。それでも子どもたちが勉強する、あるいは自分たちが仕事をするという時になると、そのような条件を付けて理想化してしまう傾向が強くあるのです。これは不思議なことなのです。それ以上に意味がありません。

時間分割によるインターバル・スケジューリングを感覚的に実行できるようになっていると、様々なシチュエーションに活用できるようになるでしょう。そして驚くほど効率よくそれが達成できるということに気が付くようになります。しばらくするとかつての私の生徒のように言うようになるかもしれません。「先生、私って本当は天才かも」。