偏差値70突破するかも?知らなきゃ損する高効率学習のノウハウ

寝ながらできる学習の体力向上!イメージ力が学習の基礎だった

学習能力を高めたいという願いは子どもたちだけのものではないでしょう。就職した新人社会人たちは新しい職場で、まったく新しい世界に触れることになり、新しいルールやマナーを学ばなければなりません。私たちは絶えず新しい世界、知らなかった世界に毎日出会うのです。たとえ現役を引退しても今までとは違う日々に暮らすという、新しい世界に入ることになってしまいます。このことは恐らく死ぬ日まで続くに違いないのです。

学習能力の基礎になる能力が何なのかを知っている人と知らない人とでは結果が大きく変わってしまうでしょう。ボクシングのスタイルがボクシングの強さと試合の結果を決めるのではないという話を学生たちにしました。ボクシングの試合で良い結果を残したいのなら、ボクシングに強くなるために基礎になる能力が何なのかを知らなければなりません。学習能力についても同じ構造です。学習能力の基礎は何なのでしょうか。

学習能力が高いとはどういうことなのだろうか。子どもに学習指導をしていると、間違いを指摘した時に、「ああ、それ知っている」と子どもがよくつぶやくのです。つまり知っているけれど、間違えたという主張です。この主張にはある真理が含まれています。本来の学習とは新しい知識を記憶し、再現し運用できることの3つの能力が優れていることです。記憶と運用という2つの側面があることになります。この子は運用できないのです。

なぜ、記憶があるのに運用できないのでしょうか。試しに生徒に問題と答えとの関係を図解して示してみたのです。いくつかの問題に同じような関係が見いだせることを例示してみました。すると子どもは自分でその関係を見つけ出すことに目を輝かせ始めたのです。子どもの頭の中には、問題に対する正解の代わりに問題と正解との関係が形づくられたということですね。

問題を解決しようとする時に一番最初に必要なことは、問題を理解することだということに異論はないでしょう。何かを理解するということは、つまり意味を適切に付与できることです。そして物事の意味とはつまり絵画的想像力なのだそうです。つまり図解、キャラクターなどを上手く組み合わせることで問題を書き換えることができることになります。正しく思い浮かべる力が問題を解決する力の基礎になります。

イマジネーション(想像すること)の力は学習能力の基礎体力に相当します。絵を描く能力に近いかも知れません。絵の上手い下手は別として、頭の中に絵を描くことができる力は学習能力の基礎能力なのです。英語や歴史、数学などの記憶科目にイマジネーション力は大きく関係します。イマジネーションができなければそれらの記憶科目は単なるデータの羅列になってしまい、意味が見えなくなってしまうでしょう。

人間は意味によって思考するのです。意味がないことをすることができません。これが人間の本性であることはよく知られた事実なのです。学習能力を高めたいだけであれば、さしあたって必要なことは物事の重要な意味である必要はなく、絵画的なイメージだということなのです。このことは人生経験があれば容易に理解できるはずです。苦しい労働に家族の幸せという団らんのイメージが結び付いているはずなのです。

このようなイマジネーションの力は子どもの時に遊んだ経験に基づいているとも言われます。しかし、その他にも私たちはそのようなイマジネーションを豊かに育てることができます。新しいファンタジーは絵画的なイマジネーションを育てるのに役立ちます。最も簡単な方法は、マンガを読むことだということでしょう。マンガは強烈な絵画的印象を与えてくれるからです。良質なマンガ、世界観を上手に表現しているマンガがお薦めです。